先進国の経済が不安定で通貨と株が下落トレンドのため、安全資産である金に資金が流れやすくなっています。

世界的な不況で金以外が下落

近年、ドルやユーロなどの主要通貨が軒並みその信用力を落としており、相対的に円の相場が上がり続けている状態です。

現状は円が極めて強く、長期的に円高になっていますが、これはあくまでも不安定な相場の中の一局面にしかすぎず、マクロ的な視点で見れば通貨相場はどこも非常に不安定になっていると言えます。

それは株式投資でも同様で、市場に流入する資金自体が減少しているために日本国内の株式市場は相変わらず低迷しており、投資対象としてはあまり魅力が感じられなくなっています。

そんな現在で「唯一」と言ってもいいくらい上昇トレンドが続いている金融商品は金地金です。短期的には下落することもありますが、2000年からの10年間でも2倍以上、2011年には3倍に達しました。

知っている人も多いですが、金相場は世界的な不況にも関わらず上がり続けており、個人の売買を含めて金の取引量も世界的に増えています。特に中国とインドの需要は過去最高に伸びています。

他の金融商品と違い、価値がゼロになってしまうリスクが極めて低い点も、金の人気を後押ししていることは間違いないです。

金投資が少額からできる金ETF

私は現在保有している金融資産の70%以上が金関連になっています。純金積立も行なっていますが、メインの口座で大きな金額をかけているのが投資信託です。

金の投資信託というとあまりメジャーではないですが、取引のしやすさなどから人気が高まりつつある金融商品です。

そもそも投資信託とは「販売会社を経由して集めた資金をファンドマネージャーが一括して運用する」ことですが、金の投資信託の場合は「金ETF」、もしくは「金連動ETF」という呼称が一般的です。

ETFは「Exchange Traded Fund」の略で、「証券取引所で取引される投資信託」という意味です。

つまり、投資信託自体が株券のように市場で取引の対象になっているもので、商品の扱いが株式と同様なので少額で取引を始めることができることと、取引の手続きが非常に簡単という特徴があります。

また、金ETFの場合は金相場に連動するので、基本的にはどの証券会社の金ETFを購入してもほぼ動きは同じです。地金への交換が可能かどうかは証券会社によって扱いが異なるので、もしどうしても交換したい場合はきちんと調べておきましょう。

私はカブドットコム証券の口座を持っています。やはり、地金への交換が可能ということと、購入手数料が比較的安いということから選びました。

さらにもう1つの手数料に関しては後から気にし始めました。投資信託を現物の金地金と交換する場合は、実はかなり高額の手数料がかかります。

そのため、よほど利益が出たときくらいしか交換する気にはなりません。そういう意味では原価で交換できる純金積立のほうがお得です。

また、金ETFの良さの1つでもある「好きなときに買える」というメリットを最大限に活かすためには、窓口まで行く必要のないネット証券を選ぶほうが無難です。

長期的に月1万円を純金積立に投資

純金積立では自分の指定口座から毎月自動的に積立金額が引き落とされるので、私のような面倒臭がりでも長期的な積立ができます。最初は月3,000円でしたが、今では1万円に増やしました。

元々、株式投資をかじった時も、日々の値動きに気を配るのが段々面倒になってしまったことが、途中放棄した1番の理由でしたので、口座振替が可能なのはとてもありがたいです。

そのおかげもあって、もう2年以上も積立が続いています。金の相場も一時ほど大きな値上がりを見せることはなくなってきましたが、それでも値崩れをするような気配は全くないので、このまましばらく続けていこうと思っています。

他の金融商品と純金積立を比較しても、長期的に上昇トレンドを維持していますので、日常的に変動リスクを気にする必要がないことはラクです。

また、将来的にある程度まとまった積立になったとしても、金を現金に換金することは多分ないと思います。換金すれば売買価格差である「スプレッド」があるので損しますし、わざわざ今現金に替えなくてもしばらく金で保有しておいたほうが資産的には安定するからです。

面倒臭がりは相変わらずですが、最近ではときおり金相場だけはチェックするようになりました。特に意識しているわけではないのですが、ニュースなどを見ていると目が止まります。

それになんとなく金の相場の動き方がわかってきたような気もするので、もし臨時収入があったときにタイミングが合えば、スポットで積立金を多くしてみるつもりです。

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